12月8日(金)22時30分は米雇用統計。米雇用統計と言えば、FX投資家ならば誰でも知っている月に一度のビッグイベントです。米国の金融政策に直結するだけに、発表前後には為替が大きく動くことが多く、市場参加者の関心も高くなっています。



先月のおさらい

10月雇用統計(11月3日発表)は、市場予想の31.2万人増を下回る26.1万人増となったものの、前月分は1.8万人増に上方修正されました。一方で失業率は4.1%と改善、2000年12月以来の低水準を記録しました。ただ、失業率の改善の裏には労働参加率の低下(9月63.1%から10月62.7%:5月と並び今年の最低水準)があったため、ポジティブ要因として捉えられなかったようです。また平均時給は前月比0.0%と横ばい、市場予想の0.2%増を下回ったことで[下図]にあるように発表直後こそ10ポイントほど下落しましたが、反応は限定的ですぐに買い戻されるなど方向感は出ませんでした。
[10月雇用統計発表前後の米ドル/円の動き]
20171006.png
出所:上田ハーロー, Bloomberg
今月の雇用統計は?

今月はハリケーンの影響もなくなったと考えられるため、本来の米国経済の雇用の強さを計る月となります。雇用統計を終えると12、13日に予定されているFOMCを経て、米議会は15日で休会に入り、市場もクリスマス休暇に向けて徐々に取引も減ってくると思われます。そのため、8日の雇用統計は年内の数少ないビッグイベントとなります。

●非農業部門雇用者数
市場予想は19.5万人の増加となっています。Bloombergのエコノミスト予想では15万人の増加から26万人の増加までと若干の差はありますが、雇用は引き続き堅調とみているようです。

●失業率
完全雇用に近い中、4.1%と前月同様の低水準が維持されるとエコノミストらは予想、そのため、労働参加率が注目されるのではないでしょうか。

●平均時給
先月は前月比横ばいとなった平均時給は0.3%増の予想となっているため、2018年の利上げペースを計るためにも、賃金上昇には注目しておきたいところです。



[ 米国雇用統計:予想と実績 ]
年月 2017
11 10
予想 実績
非農業雇用者数変化(万人) 19.5 26.1 -3.3 16.9 13.8 21.0 14.5 20.7
失業率(%) 4.1 4.1 4.2 4.4 4.3 4.4 4.3 4.4
平均時給[前月比](%) 0.3 0.0 0.5 0.2 0.5 0.2 0.2 0.2
労働参加率(%) - 62.7 63.1 62.9 62.9 62.8 62.7 62.9




今月の戦略:発表後のショート作戦!


20171006_2.png
※表の見方
結果:非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったときは 〇、下回った時は ✖
当日:日足でみて、上昇か下落


結果、当日、その後の動きの傾向は、下記のとおりです。

・「結果」と「当日」の動きの相関は高くない
・「その後」(2週間程度)の動きは、発表直後に下落しているパターンが多い

これを踏まえた場合、前回と同じく、
発表直後の下落を予想した、ショート(ドル売りポジション)の戦略がひとつのシナリオと言えるのではないでしょうか。果たして結果は。
 

 



¸本記事は、上田ハーロー株式会社(以下「当社」という)が、情報サービスの一環としてお客様に提供するものです。本記事で提供している情報・資料・動画については、その情報の正確性、完全性及び信頼性については、明示されていると否とに関わらず、それらを保証するものではありません。ご利用に際してはご自身の責任において最終判断を行なわれますよう、お願い申しあげます。当資料中に掲載されている内容は事前の通告なく変更されることがあります。 ここに掲載されている内容、その他についての情報元への問い合わせ及び、苦情等のご連絡は固くお断りいたします。
本記事の情報・分析・予測などを使用することによる、直接または間接のいかなる種類の損失に対しても、当社および当社の役職員は、その責を負いません。本記事の無断転載・コピーを禁止します。

取引開始にあたってはリスク・取引内容などを十分ご確認の上、ご自身の判断にてお取引ください。外貨保証金取引は元本・収益を保証するものではなく、為替や金利の変動等により損失が生じることがあります。
また、お客様が預託した保証金以上のお取引が可能なため、為替相場や金利の変動等により預託した保証金以上の損失が生じる可能性があります。
当社が提示する為替レートおよびスワップポイントは売値と買値に差額があります。取引手数料は無料(ただし現受渡しは10ポイント)、必要保証金は、外貨アクティブ:取引の額(想定元本)の4%以上、外貨リザーブ:取引の額(想定元本)の30%、法人口座:平成28年6月14日金融庁告示第25号に示された計算方法に従って毎週算出される為替リスク想定比率以上です。必要保証金額は一定ではなく為替レートにより変動します。 ポジション形成時のレバレッジは外貨アクティブで最大25倍、外貨リザーブで最大約3.3倍、法人口座は上記で毎週算出される為替リスク想定比率に基づいたレバレッジが最大倍率です。

個人情報及び特定個人情報保護方針

上田ハーロー株式会社
登録番号:関東財務局長(金商)第249号
加入協会:(社)金融先物取引業協会(会員番号第1505号)
footer.gif